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薪ストーブのある家づくりで、後悔しないために考えておきたい4つのこと

薪ストーブのある家づくりで、後悔しないために考えておきたい4つのこと

私たちアーキラボは、新潟で薪ストーブのある家づくりをしており、様々な情報発信をしています。

薪ストーブを導入する魅力やメリットについては、過去の記事でご紹介してきました。

https://archilabo.niigata.jp/info/column/486/ 

https://archilabo.niigata.jp/info/column/573/ 

しかし、エアコンのように気軽に使えて快適な道具ではありません。

安易に導入を決めてしまうと、扱いの大変さやトラブルに見舞われ、せっかくお金をかけたのに次第に使わなくなってしまうということもあります。

そこで今回は、薪ストーブを導入する大変さや、後悔しないために事前に考えておきたいことについて解説したいと思います。

薪の調達方法を用意しておく

薪ストーブの導入を検討するときに、まず考えたいのが薪の調達方法です。

まず、薪ストーブを1日中稼働させると、だいたい20kg〜30kgの薪を消費します。

これをすべてホームセンターやネット通販で購入するとなると、1日で約2,000の暖房費がかかることになってしまいます。

そのため、「購入する」以外の薪の調達方法を考える、もしくは事前に用意しておく必要があります。

例えば、自身で山を所有している、もしくは山を所有している知人がいる場合は、許可を取った上でそこから切り出す、という方法があります。

木を切り倒したり運んだりする手間があるのと道具にお金はかかりますが、ランニングコストは大幅に抑えることができます。

状況としてはかなり限られていますが、理想的な調達方法です。

もうひとつは、薪や薪の元となる木を譲ってもらうという調達方法です。

庭木や果樹園で伐採した木の処理に困っている、という方は思いの外多く、ネットでも無料、もしくは格安で取引されています。

引用:薪木の中古が安い!激安で譲ります・無料であげます|ジモティー

河川敷などで伐採した樹木の無料配布を公募していることもあり、大量の木を無料で手に入れるチャンスです。

参照:公募伐採・無償配付 | 国土交通省

また、アーキラボでも近隣の果樹農家さんが伐採した木を引き取って、お施主さんへ薪として還元していたりします。

薪の調達方法に困って導入に不安があるという方は、ぜひ一度ご相談ください

薪ストーブを使う大変さを知っておく

導入後に後悔しないために大切なことの2つ目は、薪ストーブを扱う大変さを知っておく、ということです。

薪ストーブはたくさんの魅力がある素晴らしい道具ですが、ほかの暖房器具と比べて、使い勝手という面では大きく異なります。

エアコンのようにスイッチひとつですぐに稼働する訳ではなく、薪の調達からはじまり、薪割り、運搬が必要で、最終的に部屋全体が暖まるまでにも時間がかかります。

この手間を楽しい、苦ではないと感じられるかどうかが、薪ストーブを使い続けられるかどうかに繋がります。

中には暖まるのが早い機種もありますが、燃費が悪かったり、冷めるのも早かったりするので一長一短です。

ただ、一度暖まってしまえばそこからは薪ストーブの本領発揮。

遠赤外線効果で「部屋自体が暖かい」状態になり、薪ストーブ1台で吹き抜けの2階まで暖まるような心地よい住環境を作ってくれます。

エアコンが苦手で冬が辛いという方が、薪ストーブを導入することで快適に暮らせるようになったという話もあるくらいです。

薪ストーブの導入に悩んでいる方は、見学会や体験会などに参加して、魅力と苦労の両方を事前に知っておくことをおすすめします。

メンテナンスの手間を知っておく

導入後に後悔しないために大切なことの3つ目は、メンテナンスの手間を知っておく、ということです。

エアコンなどの暖房器具でも定期的なフィルターの掃除といったメンテナンスが必要ですが、薪ストーブのメンテナンスはそれらより重要な意味を持ちます。

メンテナンス不足は暖房効率の低下といった使い勝手の面だけでなく、煙やにおいの発生、最悪の場合は火災に発展するおそれがあるからです。

定期的に灰の掃除をし、ガスケット(ドア付近にある気密性を保つパーツ)を点検する。
天板のサビは見つけ次第取り除いたり補修する。
年に1回は煙突を分解し、掃除をする。

こういったお手入れを欠かさずおこなうことで、薪ストーブを永く、快適に楽しむことができるようになります。

場合によっては業者に修理や清掃を依頼することもあるでしょう。

もちろん、アーキラボのお施主様には建てた後も薪ストーブを使う上でのサポートをしていますので、ご安心ください。

薪ストーブの利用を考えた設計をする

導入後に後悔しないために大切なことの最後は、薪ストーブの利用を考えた設計をする、ということです。

リフォームで薪ストーブを後から入れるという方もいらっしゃいますが、アーキラボではあまりおすすめしていません。

というのも、薪ストーブは本体の配置、煙突の動線など設計・施工の面で考慮すべき点が多くあります。

例えば、煙突は隣家との距離や窓の配置といった外部環境と排気効率を考慮した上で、できるだけ高くまっすぐ天井へ出すのが理想です。

しかし既存住宅で理想通りに煙突を出せることは稀で、大抵は壁から煙突を出し、屋外で上へ伸ばしていくようなかたちになります。

また、部屋全体を柔らかに暖めてくれるのが薪ストーブの魅力ですが、家自体の断熱・気密性能が不足していてはせっかくの暖かさも台無しになってしまいます。

高性能な住まいであれば薪の消費量も抑えられ、結果的にランニングコストを軽減することにも繋がります。

ほかにも暖房効率を考えた設置場所や機種選びなど、初心者では分からないポイントが多数あります。

薪ストーブのある家をお考えの方は、導入経験が豊富で設計力のある工務店へ依頼することをおすすめします。

まとめ

今回は、薪ストーブを導入する前に知っておいていただきたいことを紹介しました。

工務店や薪ストーブ業者に相談して決めてもらうのも良いですが、事前に注意点を知っておいて、準備ができているとより薪ストーブライフを楽しむことができるでしょう。

また、アーキラボは薪ストーブのある家に特化した家づくりを行っており、他社にはない豊富な知識と経験で新潟の薪ストーブライフを支えています。

薪ストーブのある家に住みたい!と思ってる方は、アーキラボのお客様に実際の暮らしをインタビューをしているので、ぜひ読んでみてください。

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