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デザインや出力だけじゃない?薪ストーブの「燃焼方式」3種類を解説

デザインや出力だけじゃない?薪ストーブの「燃焼方式」3種類を解説

薪ストーブ導入を検討しているとき、みなさんが優先するものはなんでしょうか。部屋に合った出力や本体サイズは大切ですし、インテリアに馴染むデザインを選んでいるときは、とても楽しい時間です。

ですが、それと同じくらい重要なのが「燃焼方式」です。薪ストーブは、燃焼方式によって煙の量や燃費、操作性、メンテナンス性に違いがあります。本記事では、薪ストーブ選びのポイントとなる「燃焼方式」について解説します。

燃焼方式は「触媒方式」「非触媒方式」「ハイブリッド方式」の3種類

薪ストーブの燃焼方式は、大きく分けて3種類あります。

  • キャタリティック燃焼がメインとなる「触媒方式」
  • 「リーンバーン燃焼」「クリーンバーン燃焼」「ファイヤードーム燃焼」の「非触媒方式」
  • 触媒方式と非触媒方式を組み合わせた「ハイブリッド方式」

それぞれに特徴があるので、順番に見ていきましょう。

触媒方式:キャタリティック燃焼

触媒方式に分類される「キャタリティック燃焼」は、触媒(キャタリティックコンバスター)を薪ストーブの排気ガス低減目的で採用された燃焼方式です。

薪が燃えると一次燃焼の段階では低温燃焼のため不燃焼ガスが発生します。この不燃焼ガスを触媒に通過させることで、不純物を再燃焼させ、綺麗な煙に変えて排出します。加えて、低温から高温まですべてのレンジで発生する排気ガスをよりクリーンに燃焼させることが可能です。

住宅街で暮らしてる人やよりエコでクリーンな薪ストーブを探している人は、この「キャタリティック燃焼」方式を検討してみましょう。

非触媒方式:クリーンバーン燃焼

非触媒方式のストーブは、空気を二次・三次となんども取り入れることで燃焼の次元を上げ、排気ガスをクリーンにすることを目指した燃焼方式です。

ひとつ目の非触媒方式である「クリーンバーン燃焼」は、二次燃焼を引き起こすことで「煤(すす)」や油分を完全に燃焼させます。なかでもこのクリーンバーン燃焼は一次燃焼と二次燃焼を同じスペースで行うことで、ストーブの構造がシンプルになり、メンテナンスも簡単なモデルです。

排気ガスは三次や四次にくらべ、綺麗ではありませんが、煤を90%まで燃焼させることが確認されており、煙突掃除などもより簡単になっています。

はじめて薪ストーブを購入するビギナーにおすすめです。

非触媒方式:リーンバーン燃焼

非触媒方式の2つ目は「リーンバーン燃焼」です。一次〜四次まで燃焼を行うような設計になっており、触媒方式の「キャタリティック燃焼」と同じか、その次にクリーンな薪ストーブとされています。

燃焼用の空気をたっぷりと取り込んで燃焼するため、熱効率も高く、暖かさと燃費を両立させたモデルといえます。

燃費を抑えたい人や薪の確保が難しい人、エコな暮らしを重視している人におすすめです。

非触媒方式:ファイアドーム燃焼

シンプルで扱いやすい燃焼方式です。一次燃焼と二次燃焼を繰り返すため、クリーンバーン燃焼にも似た特徴を持ちますが、燃焼時間が長い点が大きな魅力です。機種によっては、最大15〜20時間近く燃え続けるものもあるとか。熱の出力温度を一定に保ち、長時間にわたって室内を暖め続けます。

はじめて薪ストーブを導入する人や、燃費効率を優先する人におすすめです。

ハイブリッド方式:フレックスバーン燃焼

4つ目は、触媒方式と非触媒方式を組み合わせた「ハイブリッド方式」に分類される「フレックスバーン燃焼」です。三次燃焼まで行い、高い燃焼効率とクリーンな排気ガスを排出します。

一次燃焼で出た排気ガスを二次燃焼室に送り、さらに煤と油分を燃やします。その後、触媒を通って三次燃焼を行うことで、クリーンな排気を実現させているという仕組みです。

触媒を通って通常よりも低い温度でガスを燃焼させるため、メンテナンス性にも優れています。

燃費効率とエコな暮らしを両方目指している人におすすめです。

「燃焼方式」も忘れずにチェックしよう

薪ストーブの「燃焼方式」について解説しました。ここからさらに、各燃焼方式によってさまざまな機種やタイプがあります。部屋の広さや設置タイプ、価格などを比較しながら、ぜひお気に入りの1台を見つけてください。

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