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薪ストーブコラム ◇ 薪ストーブについて
 ~ 実用面での薪ストーブの良さ

薪ストーブコラム ◇ 薪ストーブについて<br> ~ 実用面での薪ストーブの良さ

前回まで「薪ストーブは手間がかかり大変です」というコラムを送りました。薪ストーブ歴15年の私の個人的な意見ではありますが間違いないと思っています。大変だと言いながらも使い続けているということは、それを上回る魅力があるからなのですが、今回は実用面での良さについて触れてみたいと思います。

 

<心地よい暖かさ>

薪ストーブをやっているというと大体言われることが「暖かいんでしょ?」「インテリアとしてもいいよね」という二点です。
私の中ではですが暖かいというのが薪ストーブの魅力の一番だと思っています。それも半端じゃなく暖かいのです。そしてエアコンやファンヒーターのような送風感はなく心地の良い暖かさなのです。この暖かさを味わったらもう他は無理です。
インテリア性に関しては、私は魅力的なポイントとは思ったことがないというのが正直なところです。あくまで実用的な道具として捉えているというところなのでしょうか。
私の家は1階が24畳のLDK。そこに8畳分ほどの吹き抜けと階段がリビング内にあり、2階が6畳と8畳。この空間を薪ストーブで暖めています。リビングに温度計が設置してあるのですが、薪ストーブをつけていれば真冬でも20度を切ることは年に2~3日あるかどうか。よほどの寒波が来ない限りまずないと言っていいです。
夜寝る前に最後の薪を足すのが21~22時頃。朝4時に起きてストーブに少し温もりが残っていて室温が15~16度ぐらいです。
2階寝室の温度は測定したことはありませんが、体感的にはリビングで20度位の時に15~16度程度ではないでしょうか。寝ているときに寒いということはないです。
出かけるときも薪を足してから出かけます。推奨しているわけではありませんが、2~3時間後に帰ってくると十分部屋は暖かいです。

私は寒がりなので薪をどんどんいれます。そのため我が家の室温は22~25度位が普通で、冬でも薄着です。24度を超えるともう半そでです。27~28度になると暑くて窓を開けて換気が始まります。家の中で靴下は履きません。

暖かいことによる弊害が一つありました。薪ストーブを付けた状態で室温で言うと24度以上が数時間続くとキッチンに置いてある料理が腐ることがあります。毎年一回は必ずやります。

 

<換気>

換気能力も強力です。なにしろ家の中でバンバン木を焚いて煙突から排気しているわけです。巨大な換気扇を回しているようなものです。
私の家では室内犬を飼っていますが、ペット臭は全くしないようです。他人事のように書きましたが、私の家に来た人に指摘されるまで私も気が付きませんでしたが特有の臭いはないです。家の中で焼き肉をやっても次の日に臭いが残るということもありません。

 

<加湿>

薪ストーブをつけていると当たり前ですが乾燥します。そのため私の家では常時ストーブの天板にヤカンと加湿用の鍋を置いています。どちらも湯量が少なくなったら随時足します。大体薪を足す頻度でやっている気がするので2時間おき位に足してます。これをしておくだけで湿度で言うと40~50%程度に保ってくれます。
加湿器は使ったことがありません。加湿機能ではありませんが、一手間施すだけで加湿面でも役立ってくれます。

 

<料理>

以前はダッジオーブンやピザも良くやりましたが、最近は薪ストーブらしい料理は飽きたのかしなくなりました。
今は電気代の高騰もあり、煮物であったりパスタのお湯を沸かしたりスープを温めたり加温で使うことが多くなりました。良くわかりませんが遠赤外線効果なのか、豚の角煮やもつ煮などの煮込み料理はそれほど煮込まなくても肉が箸で簡単に切れるぐらい柔らかくなります。
我が家の愛犬のおやつとして焼き芋もたまに作ります。アルミホイルにくるんで灰受け皿に放り込んで4時間もすると出来上がりです。程よく焦げ目もついてとろける甘さです。

 

まだまだたくさん書けそうですがここら辺にしておこうと思います。
結局の所、雪が降って凍える寒さの中暖かいって幸せなんです。寒い日に暖かいお風呂に入ったときの幸福感。まさにそれです。一生懸命雪かきして家にはいった時の暖かさは格別ですし、冬の風呂上りに飲むエチゴビールもこれまた格別美味しく感じます。
冬の夜よくやってしまうのが、薪ストーブの前で横になったが瞬間寝てしまう「寝落ち」というやつです。これはよくやります。冒頭に「薪ストーブの暖かさは半端ではない」と書きましたが、床もすごく暖まります。床暖房以上ではないでしょうか。ストーブからの熱と床の暖かさとで、気が付くと数時間経っていることがよくあります。
このへんは一般的な暖房器具だと中々感じられない感覚のような気がします。

薪ストーブと現代の暖房器具。それぞれ良し悪しはあります。ただ、薪ストーブを選択するということは特別な選択であるということは言えるかと考えています。例えば、ファンヒーターにするか?エアコンにするか?といった場合は「暖房器具の選択」の話だと思います。ですが薪ストーブにするか?は「暖房器具の選択」を超越して「暮らし方の選択」になるのではないでしょうか。そう考えれば薪に関する活動も私からすると暮らしの一部分になってくるのです。
それを大変だと思うか、大変さを乗り越えて健康的な活動と思うかは皆様次第です。

 

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