今日のコラムは薪ストーブの快適性について室温編です。
私の家(リビング)で温度計測をしてみましたのでその推移を書いてみたいと思います。
室内はリビングに設置してあるアナログの温度計です。薪ストーブはリビングほぼ中央に設置してあり、温度計は薪ストーブから直線で2.5m離れ、床から高さ90cmのカウンター上に設置してあります。外は薪小屋に温度計を置きその温度になります。
計測したのは1月28日・2月5日12日の3日間です。
私は朝早いので毎日4時にはストーブをつけます。夜は妻が21時~22時に就寝前の給薪をします。休みの日は日中も1時間半~2時間おきに給薪をするのでつけっぱなしです。
1月28日 晴時々雪
時間 外気温 室内温度
4時 -1 14
6時 -2 17
8時 -1 18
10時 0 20
12時 1.5 23
14時 1.5 23
16時 1 22
18時 0 23
20時 0 23
2月5日 曇りのち晴
時間 外気温 室内温度
4時 1 15
6時 0.5 18
8時 1.5 20
10時 2 22
12時 3.5 23
14時 4 23
16時 3.5 24
18時 2 23
20時 2 23
2月12日 晴のち曇り
時間 外気温 室内温度
4時 1.5 16
6時 1 19
8時 3 22
10時 5 24 ※この時間に薪をいれ一旦火を落した
12時 7 25
14時 7.5 24
16時 5 21 ※再度ストーブをつけた
18時 3 22
20時 0 23
2月12日は気温が高く室温が上がり暑くなってきたので日中一旦火を落しましたが、他の日は日中も薪を足しつけっぱなしです。
朝も比較的室温が高いのは熾火が良く残る広葉樹を使用しているからです。
着火して火が付き、燃え盛る炎があがります。この炎があがっている状態は火の温度で言うと最大の状態ではありません。温度でいうとおよそ300度前後です。炎が上がっている状態から更に進むと炎が落ち着きやがて赤赤とした状態となります。この状態が熾火と言われる状態で、温度が最大に出ている状態です。温度でおよそ400度~500度程度です。熾火がよく残る木を使用し熾火を残すことで、炉内が冷めにくくなり朝の温度もあまり下がらずに済むということになります。
では、熾き火を多く残すには?という話ですが、よく乾燥した広葉樹、できれば欅や楢などの木を使用することです。私の家では梨・樫・欅をこの時期は使用していました。
熾火がわずかでも朝まで残っていると焚き付けも楽です。熾火の上にペレットや焚き付け材をのせ、フロントドアを半開きにしておくと勝手に風を吸い込みやがて着火します。
最後にこれは体感的な話になりますが、私の家の室温で22度~24度位が暖かく心地よく感じる温度帯です。24度を超えてくるともう半そでです。
こうした快適な冬を迎えるためには今の時期から5月上旬まで、ウッドストーバーは頑張らなくてはならないいのです。